ニイハの縄張り IN ブログ

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マンガ版ひぐらしのなく頃に 祟殺し編 第9話 ラストの文章

マンガ版祟殺し編第9話のラストでは、原作のあのシーンの文章がびっしりと書かれています。
しかし、黒い部分と重なっているところが多く、原作を知らない人には、なんて書いてあるかが分かりにくくなっています。

そこで、あのシーンの文章を原作より引用させていただきました。
原作を知らない人はどうぞ参考に。

(原作未プレイ、マンガ版第9話を読んでいない人にはネタバレになるので注意。)


赤字はマンガ版では省略されています。)


 沙都子の叔父を、抹殺する。
 そのための方法はいくらでもある。それこそ無限の手段があるのだ。
 皮肉にも、沙都子を救うための手段のほとんどに資本を必要だとされたのに対し、あの男を抹殺する方法のほとんどにはまったくと言っていいほど資本はかからない。

 最低限の投下資本であの男は抹殺できるのだ。
 最低限の資本と吊り合う程度。
 それがあの男の命の重さの程度なのだ。
 頭から下らない情報が次々と淘汰されていき、…目的を遂行するためだけに必要な知識が充填されていく。
 脳内の全ての細胞を、あの男を抹殺するためへと回転させる。
 殺害の方法は何でも構わない。
 延長上に確実かつ迅速な死があるなら古今東西のあらゆる方法を許可する。
 付加条件があるとしたら、俺が捕まらないことが望ましい。
 あの男の摘出は、俺たちと沙都子に平穏な時間を取り戻すために行われる行為だからだ。
 摘出と引き換えに俺が逮捕されることがあれば、それは刺し違えたのと変わらない。

 あの男だけが消えて、俺たちには元通りの日々が蘇る。それこそが至上目的。絶対目標。
 絶対に殺す。
 だけれども絶対に証拠を残すな。
 矛盾する両天秤。
 自らの痕跡を残さないという条件は自動的にいくつもの殺害手段を狭めていく。

 目撃がないのも絶対条件だ。
 幸いにして雛見沢は時間帯を選べばほとんど人はいない。
 沙都子の自宅周辺の地形を再構築。
 …時間帯で変動する通行量。周辺住民の行動アルゴリズム。

 誘い出すか、襲撃するか。武器は何か。いつどこで実行するか。
 場所は自身の痕跡を残さずに済むのが条件。

 時間の条件はそれに加え、沙都子の保護のため万分の一秒でも早く遂行しなくてはならないという条件が付く。
 下らない下らない。
 こうして考えると、殺すという行為がどれほど簡単か分かる。
 証拠が残ってもいいなら、ただ殺すだけなら、誰だってお手軽に殺人なんか犯せたのだ。

 でも理性がそれを止めるのだ。
 やれば必ず逮捕されると。
 結局、殺人行為を思いとどまらせる究極の抑止力は、警察に逮捕されるということだけなのだ。(下らない!)

 もしも水平線までの洋上のど真ん中で、絶対に証拠が残らないことがわかっているなら、誰だって憎いヤツを海に突き落とす!
 あの男の摘出だけならあまりに容易。
 今すぐこの教室を抜け出し校庭で金属バットでも拾ってあの男の家を襲う。

 推定所要時間は25分。
 刺し違えるつもりなら、秒に直してわずか1500秒以内に遂行できるのだ。
 あの男がいかに生かされているかがわかる。
 俺が決意してわずか1500秒でこの世から放逐されてしまう程度の存在なのだ。

 俺が決意したら余命はわずか1500秒。
 いや、…駆け足でヤツの家を目指せば、その余命はさらに縮むだろう。
 でもあの男は生きている。
 沙都子を身を心もズタズタにし、今この瞬間も生き永らえている。
 どうして?!
 俺が生かしているからだ。
 俺が、あいつに生きることを許可しているからまだ生きていられるのだ。
 俺がその許可をやめれば、1500秒でこの世から退去しなくてはならない。

 ……てめぇに、あと1500秒も地上の空気を吸わせるかよ。
 …そんな許可、今この瞬間から全て取り消す。今日まで永らえたことをこの俺に感謝せよ。
 だが実際には1500秒以上いる。
 貴様を葬るだけでなく、俺たちには元の日々を取り戻すというもっとも大事なことがあるからだ。
 …貴様という存在だけが綺麗にこの世から消える。犯人は見つからない。

 俺はお前ごときに手を汚したことなんか、寝る前に歯を磨くことくらい、自然で当り前に忘れてやる。
 そのために、貴様に1500秒以上の余命を特別に許そう。

 完璧な殺害計画が構築できるまで、昨日までと変わらない生活を続けることを特別に許可してやろう。
 だが圭一。その時間を無駄にかけるのはよくないぞ。

 あぁわかってる。迅速に殺す。確実に摘出する。

 その計画を練るための時間だって不必要にかけない。
 …思い出せよ、明日は綿流しじゃないか。
 去年の綿流しの夜、叔母は死んだ。
 異常者に頭を滅茶苦茶に叩き潰されて脳みそをぶちまけながら。

 そうだ、ヤツこそ綿流しの夜に死を与えられるに相応しい存在。
 おいオヤシロさま。
 あんたは守り神なのに沙都子を守らなかった。
 ダム絡みで沙都子の一族を祟るのは勝手だが、その結果、ダムには無関係のはずの沙都子を不幸にした。
 …前原圭一の名において、お前を雛見沢の守り神失格とする。てめぇは不要だ。神社の社の奥で今年は引っ込んでいろ。

 そもそもお前が去年の時点で叔父叔母まとめて祟殺していりゃこんなことにはならなかったんだからな!
 今年の祟りはお前じゃない。
 俺が決める。
 連続怪死事件を裏で操る御三家なんて間抜けでいるかいないかもわからない霞みたいな連中じゃなく、俺自身が神託を下して執行する。
 だから貴様は邪魔せずに見ていろ、黙って見てろ。完全に抹殺する、地上から消し去る。忽然と…消し去ってやる!!

 消えろ、消えてしまえ、そして死んでしまえッ!!
 沙都子の心を引き裂いたように、貴様の心臓を引き裂いてやるッ!! 償えその血をもってッ!!!

 うぅおおおおぉおおおぉおおおおおおおおぉおおぉぉおおおぉッ!!!
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  1. 2005/12/26(月) 19:37:08|
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